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2021

2021年2月28日

みずほ銀行の一部のATMに障害が発生した。預金の引き出しができず、なかにはキャッシュカードが通帳がATMから取り出せなくなった人もいる。影響は全国に及んでいる。また、インターネットバンキングでも、一部の取り引きが不能のようだ。

SNSをみていると、みずほ銀行のウェブサイトやスマートフォンアプリでは、

  • キャッシュカードや通帳は後日返却する
  • 現金引き出しを急いでる方は当行以外のATMを利用してください
  • 引き出しで発生した手数料は後日返金する

とのメッセージを発信している。

過去に大規模なシステムを障害を起こしていたはずだと思い出して、検索すると、2002年と2011年だった。たしか金融庁もかなりおかんむりだったはず。また、永遠に完成しないと揶揄された基幹システムの統合事業は、2019年に刷新した。これから攻めの経営でいく、ようなメッセージを目にした。

今回もやらかしたし、たぶん基幹システムや勘定系システムに詳しいエンジニアは、二度あることは三度あると予想していたと想像する。

2021年2月24日

栃木県足利市で21日に発生した山火事が延焼中。今日も自衛隊のヘリコプターによる消火活動が報道されている。鎮火の見通しは立っていない。住宅地には灰が降ってきたらしい。市は避難勧告の世帯範囲を広げている。

夜に撮影した山火事の写真を目にして、夜の火は頼りにもなり、恐怖にもなると感じた。

自らが照らせば暗闇のなかの眼となる。自ら制御できない火は、夜のコントラストと相まって意思をもつ生き物のようで怖かった。

2021年2月23日

愛知県知事リコール不正署名問題について、リコールの会の主要人物が記者会見を開いて釈明している。記事に目を通すと、常日頃の威勢のよい語りとは違い、知らぬ存ぜぬ、誰かが不正したの陰謀論、私は被害者だと醜態をさらしている。

大人が、歳を重ねると理性や知性が培われるより愚かになっていくほうが自然であると手本を示してくれている。反面教師にしたいところだが、自覚していてもなかなかむずかしそうだ。

2021年2月22日

東京電力が地震計の修理を怠っていた事実を発表した。

昨年3月、福島第一原子力発電所3号機に地震計を設置。その後、7月の大雨などで故障した。ところが東京電力は故障を把握していたにもかからず、修理していなかった。そのため、13日の震度6強の揺れのデータが取れなかった事実を公表した。

なぜこのようなミスが発生するのだろう。原子力規制委員会は東京電力に報告を求めたので、今後、経緯と原因が判明するが、このようなミスが発生する組織に、システムエラーとヒューマンエラーを解析できるのか? 外部の第三者に調査と評価を委託するのか?

2021年2月21日

奈良からの帰路、5人の若者が乗車してきた。一人は対面に座り、マスクを外し、パンをほおばる。途中でくしゃみをしたのでびっくりした。

左隣に座った若者は、そのまた隣の友人と大声で話して笑っていた。

こういう情景を目の当たりすると、それぞれのコロナ禍であると納得して、奇妙に安心する。

2021年2月20日

日本時間の20日午前8時ごろ、航空自衛隊に所属する20代の2等空尉が訓練中に墜落して亡くなられた。練習機T38は、モンゴメリー空港に着陸しようとしたところ、空港のおよそ3キロ手前の森に墜落した。教官のアメリカ空軍のパイロットも亡くなった。

隊員は浜松基地航空教育集団司令部に所属。おととしからアメリカ空軍の教育課程で操縦技術などを学んでいた。

痛ましい。

事故調査によって、システムを最大限に改善してほしい。

2021年2月19日

米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が、新型コロナウイルスの死者数を過小報告していた問題で、FBIと連邦検察官らが調査を開始した。高齢者施設が過少報告の対象となっている模様。

日本のSNSでは、クオモ知事を称賛する派と批判する派に分かれていて、両派は時にはげしく衝突していた。

評価というのは、短い期間と長い期間に分かれるし、まして政治となると後世に委ねられる評価もあり、さらに時代によって再評価される。

洞察力を磨く。

ある事態において、ひとりの人間が英雄視される局面にはいったとき、観察者は判断を保留して、事実を観察しつづけて、長い時間をかけて自らの評価を構築しなければならない。

2021年2月18日

老齢に達した政治家たちが、女性に対して時代錯誤な発言を連発している。

「どういう議論がなされておるかを十分ご了解いただくことが大事。それをご覧に入れようということだ」(自民党幹事長 2月16日)

「スケート界では男みたいな性格でハグなんて当たり前の世界だ」(自民党総務会長 2月18日)

「男みたいな性格」について、のちに「「正確には『男勝り』と言いたかった」と発言の訂正を申し入れられた。

過去、報道はこの手の発言について、前後の文脈を省略して切り取ってきた。今回も鵜呑みするわけにいかない。とはいえ、発言した人たちは、世間から批判されても意に介さずだろうし、なにかおかしなことを言ったのか?と疑問を抱かないだろう。

世代の間で通じ合ってきた価値観や道徳観は、過去に批判されてこなかったし、あるいは看過されてきた。帰属している集団のなかでなら、その価値観や道徳観が通用している。なのに発言が時代錯誤だと批判されても、当人にはちんぷんかんなことを言う人ぐらいにしか映らない。

価値観をアップデートできていないからだといっても、当人はアップデートしなければならない理由を見いだせないし、アップデートの意味を理解できない。

なにかがおかしいと自分を疑える人は、セキュリティアップデートを定期実行する一方で、自分を疑えない人は、セキュリティホールを抱えたまま自分を運用していてもクラッキングされる恐れがないならそのまま自分を運用するだろう。

2021年2月17日

医療従事者を対象にした新型コロナウイルスのワクチンの接種がで始まった。ワクチンは米ファイザー社製で、17日以降、約4万人の医療従事者を対象に先行して接種が行われる。

厚生労働省は3月中旬をめどに約370万人の医療従事者に接種できる体制を確保、4月からは65歳以上の高齢者を対象に接種を始めるとしている。

報道は、市町村へのロジスティックスに視点を定めていそう。ワクチンを積載した飛行機の着陸映像にはじまり国内第一号の接種の様子まで、逐一報じられていて、心なしか報道の中身が浮き足だっているように感じた。

2021年2月16日

18:45時点、全国での新型コロナウイルス感染者数は、1,305人。うち東京都内で確認された感染者数は350人。500人を下回るのは10日連続。

  • 350人のうち157人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者
  • 残りの193人は感染経路がわかっていない
  • 濃厚接触の内訳は家庭内が最も多く79人 施設内が52人

毎日、このデータの個票を調べてグラフにしている方々がいて、その方々の理解とニュースとして耳にするだけの理解とでは、事象の受け止め方は違うだろうなと想像している。